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低炭水化物、低脂質の食事で死亡率は低下するか?


昨日は高脂質・高糖質(HFHS)の食事で睡眠の質が変化する可能性についてお伝えしました。


今回は、炭水化物や脂質の量によって、死亡率にどのような影響があるかを調べた研究をご紹介します。


Low-carbohydrate diets, low-fat diets, and mortality in middle-aged and older people: A prospective cohort study

低炭水化物、低脂質の食事と中年・高齢での死亡率


50~71歳の371,159人が対象となり、平均23.5年の経過を観察しました。


結果として、以下の内容が示されました。


・炭水化物の摂取が多い場合には、明らかに死亡率が高くなっており(ハザード比1.12-1.18倍)、摂取が少ない場合には死亡率が低下していました(ハザード比0.95倍)。


・脂質が低い場合には、循環器疾患による死亡率は16%低下、がんによる死亡率は18%低下、全体の死亡率が18%低下していました。


・飽和脂肪酸から同じカロリーで他の栄養素へ3%置き換えると、明らかに死亡率が低下することが示されました。


要約:『炭水化物や脂質(特に飽和脂肪酸)の摂取量を少なくすると、中高年での死亡率を低下させる可能性がある』


一般的にも知識として浸透している内容かもしれませんが、改めて糖質や脂質摂取の割合をできるだけ少なくしたいと思いました。



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