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慢性的な痛みに関するアンケート


痛みは日常生活に大きな影響を及ぼし、痛みが主な原因となって、うつ状態などの精神状態の悪化を来すこともあります。


今回はかなり以前の論文(2012年)ですが、痛みの影響を調べるために、広範囲のアンケートを行った研究をご紹介します。


Survey of chronic pain in Europe: Prevalence, impact on daily life, and treatment

ヨーロッパにおける慢性疼痛の調査


コンピューターを用いた電話調査を元にしており、ヨーロッパ15ヵ国の46,394人(18歳以上)が対象となりました。


結果として、以下の内容が示されました。


・19%が6か月以上にわたる強い痛みを経験していました。


・痛みを10段階(10:想像しうる最も強い痛み)で評価すると、慢性疼痛のある人のうち34%が8以上の痛み、46%が持続的な痛みを経験していました。


・21%が痛みを原因として、うつ状態となっていました。


・19%が痛みを原因として失業し、13%が転職していました。


要約:『成人の5人に1人程度が慢性の痛みを経験しており、持続的な強い痛みである場合も多く、うつ状態や失業につながることもある』


多くの人が痛みで苦しみ、生活への影響も大きくなっていることが伺える内容でした。


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