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摂食障害で入院する小児科患者の推移




以前に、摂食障害について、COVID-19によるパンデミック期間中に、救急対応が増加する等の変化が認められことをお伝えしました。


近年、日本でも摂食障害に関するニーズが徐々に変化しているように感じます。


今回は、最近の若年者における摂食障害での入院について調べた研究をご紹介します。


Pediatric Patients Hospitalized With Eating Disorders in Ontario, Canada, Over Time

摂食障害で入院する小児科患者の推移


カナダにおける研究で、2002~2019年での摂食障害による入院の推移を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・研究期間中、11,654人の小児摂食障害の入院があり、45.2%が神経性食欲不振症、11.8%が神経性大食症でした。


・2002年から2019年で、入院は139%に増加しており、特に増加が大きかった領域は、男性(416%)、12~14歳の比較的若い年代(196%)、神経性食欲不振症/神経性大食症以外の摂食障害(255%)となっていました。


要約:『カナダでは摂食障害による入院が増加しており、特に男性・比較的若年、非典型例が増加している』


日本では、思春期以降の女性の神経性食欲不振症による入院が多いイメージがあったのですが、男性や非典型例にも広がりを見せている可能性が考えられました。



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