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運動とうつに関連する血液中の蛋白(BDNF:脳由来神経栄養因子)


炎症のレベルを反映する炎症マーカー(TNF-α、IL-6等)等、様々な物質がうつ病との関連を示すと言われています。


今回は、うつ病の時に減少しているという指摘がある物質 BDNF(脳由来神経栄養因子)について、運動後の変化を調べた研究をご紹介します。


Exercise increases serum brain-derived neurotrophic factor in patients with major depressive disorder

運動はうつ病患者で脳由来神経栄養因子を増加させる


42人のうつ病患者が参加し、通常の治療のみのグループと、通常の治療に運動療法を追加したグループに分け、6週間の経過でBDNFの変化を調べました。


結果として、通常の治療のみのグループではわずかにBDNFが低下していましたが、運動を追加したグループでは血清中のBDNF濃度が増加していました。


要約:『運動は継続して行うことで、BDNF: 脳由来神経栄養因子増加させる可能性がある』


BDNFが実際にうつ症状を改善させるかについて議論のあるところなので、うつ症状に対する直接的な影響までは分かりませんが、運動が神経の成長を促す要因になり得る可能性を感じました。



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