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医師との関係性によって痛みが軽減するか?


痛みの軽減に薬物や物理的療法以外にも、マインドフルネス等、精神的側面からのアプローチが有効であることが指摘されています。


今回は、脳の機能的画像検査を用いて、医師の存在がどのように痛みに影響を与えるのかを調べた研究をご紹介します。


Brain-to-brain mechanisms underlying pain empathy and social modulation of pain in the patient-clinician interaction

患者と臨床医の相互作用における感情的・社会的側面からの痛みの調整、その背後にある相互的仕組み


同じ痛み刺激に関して、患者のみ、支持的な医師がいる場合、医師がいてさらに交流を持った場合を比較しました。


結果として、以下の内容が示されました。


・患者のみよりも、医師がいた方が痛みは少なく、さらに交流をもった場合には痛みが良く理解されていると感じ、評価も正確になっていました。


・交流を持った場合には患者の腹外側前頭前野、1次・2次体性感覚の活動が強くなり、患者の体性感覚野の活動に呼応するように医師の腹外側前頭前野の活動も活発になっていました。


・患者の体性感覚野と医師の腹外側前頭前野の同調は、患者と医師における治療同盟の形成と関連を示していました。


要約:『医師の存在や支持的な対応は、患者の痛みを軽減し、治療関係はお互いの脳活動の同調性によって影響を受けている』


医師の脳活動が患者の痛みに同調する点が、客観的な「共感」のしくみとして興味深いと思われました。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

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YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ

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