子どもの不安について薬物療法と認知行動療法の組み合わせの効果が高い


今回は、かなり以前の論文(2008年)になりますが、子どもの不安について、薬物療法と認知行動療法それぞれ単独、両方の組み合わせ、偽薬を比較した研究をご紹介します。


Cognitive Behavioral Therapy, Sertraline, or a Combination in Childhood Anxiety

子どもの不安に対する認知行動療法、セルトラリン(抗うつ薬)、両方の組み合わせの効果


分離不安・全般性不安障害・社交恐怖の7~17歳の子ども488人を、薬物療法(抗うつ薬)のみ、認知行動療法のみ、両方の組み合わせ、偽薬のグループにランダムに振り分けました。


開始から4・8・12週間で症状の尺度評価を行い、グループ間での治療効果の比較を行いました。


結果として、改善の程度が「非常に大きい」または「大きい」に分類される割合で示すと、両者の組み合わせ80.7%、認知行動療法のみ59.7%、薬物療法のみ54.9%、偽薬23.7%となっていました。


要約: 『子どもの不安に対する治療は、認知療法・薬物療法とも同じくらい有効だが、両者を組み合わせるとより効果的である可能性が高い』


子どもに対する薬物療法は議論のあるところですが(今回の臨床試験では日本最大量の倍に当たるセルトラリン200mg/日まで使用)、病態によっては心理療法との組み合わせを検討したほうが良いのかもしれません。


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