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超加工食品ultra-processed foods (UPF)は認知症のリスクと関連する


元の食材からの加工の度合いが高く、糖分・脂肪分等を多く含み、保存のための物質を添加していることが多い食品のことを“超加工食品ultra-processed foods (UPF)”と言います。


今回は、超加工食品と認知症のリスクがどのように関連するかを調べた研究をご紹介します。


Association of Ultraprocessed Food Consumption With Risk of Dementia

A Prospective Cohort

超加工食品と認知症リスクの関連


イギリスの大規模データUK Biobankを用いた研究で、研究の開始時点で認知症のない55歳以上の72,083人が対象となりました。


少なくとも2回、24時間の超加工食品の摂取量を調べ、認知症の発症に影響しているのかを調べました。


結果として、以下のことがわかりました。


・超加工食品の摂取が多いほど、認知症(アルツハイマー病や血管性認知症を含む)のリスクが高くなっていました(10%の摂取増加で、リスクの目安であるハザード比が1.25倍)。

・超加工食品を体重の10%分、低加工食品に入れ替えると認知症のリスク(ハザード比)が19%低下していました。


要約:『超加工食品の摂取量が多いほど、認知症のリスクは増え、低加工食品に変えるとリスクは下がる傾向がある』


日持ちのする超加工食品が便利なので、日常的に摂取してしまいがちですが、認知症のリスクから考えると、できるだけ食材を自分で調理する方法が望ましいことが分かりました。


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